永遠星プレミアム

春シーズンでは、大変な反響をいただき、ミシュランのシェフからも注目をされ始めた”永遠星”ですが、、、

早くも、秋シーズンでは、それを改良すべく、ありとあらゆる手段を用いて、味の向上を目指しています‼︎

改良ポイント①【肥料】

当たり前の話ですが、土づくりには肥料が欠かせません。

昨今では、自然のままに、無肥料で育てるという方もいらっしゃいますが、私たちの場合は、最終目標が【究極の味】のため、自然由来(有機肥料)のものを使用しますが、そこには色々な要素を取り入れています。

一見、自然のままが良いと感じるかもしれませんが、では、それは”いつの自然“のことを指しているのでしょうか⁇

工業や人口増加により、環境は確実に悪くなっています。

また、農業においても、従来のやり方により、温室効果ガスなど有害なものを生み出し、化成肥料をメインに使うことで、地力は下がり続けるだけでなく、偏った成分により酸化し、それを野菜が吸収するという悪循環なことが起きています。

そのような状態で、皆さんが想像している【自然】を作り出すには、やはり、【科学】の分野と、【正しい有機栽培】が必要不可欠となります。

あくまで、私たちは、自分たちの味覚のみで、作物の良し悪しを判断するのですが、実は、とても理にかなっています。

ここからは、長くなってしまうので、またの機会にお話ししたいと思いますが、、、(笑)

さて、本題の改良ポイントですが、今回は、微生物の力を最大限に発揮できるように、しっかりと分解させるだけでなく、より地力を高めるように厳選した有機肥料を組み合わせました。

基本的に、科学の部分では、アドバイザーとして、全面協力をいただいている【つくば牡丹園の園長先生】のご指導の元、試行錯誤しながら土づくりを進めているのですが、味という分野においては、際限がないため、自分たちが肌で感じるクリエイティブな部分を上手く組み合わせることで、全く新しい栽培方法を実践できています。

改良ポイント②【無耕耘】

自分たちは、慣行栽培を入り口にしていたため、気付くのにだいぶ時間がかかってしまいましたが、、、

アドバイザーから無耕耘をすすめられたことにより、耕耘することの必要性や耕耘することで起こり得るものを調査してみたところ、、、

ほぼメリットはありませんでした(笑)

耕すことは当たり前のこと過ぎて、疑問に思ってもいなかったのですが、、、

自分たちの場合は微生物を最大限に生かした土づくりをしているため、慣行栽培であれば、トラクターでしっかりと耕耘することで、毎回リスタートさせていたのに対して、微生物の場合、蓄積されていくため、リスタートさせてしまったら、毎回振り出しに戻ってしまいます。

なので、微生物の少ない慣行栽培の土壌では、違和感なく、リスタートさせることはプラスに働くのですが、我々にとっては、大きなマイナスになってしまうのです。

改良ポイント③【新しい視点】

そして、一番大きかったのは”視点が変わったこと“です。

ポイント①②を考えた時に、初めて固定観念を打ち消すことができ、耕耘することや、雑草を敢えて残すこと、発酵に対する繊細さなど、今まで、疑いもしなかったことが気になり出しました。

きっと答えはないのです。

しかしながら、科学と創造性という合間見れなそうな分野が組み合わさることで、未知の世界が広がり、【永遠星】という誰も辿り着くことができなかった唯一無二のズッキーニを栽培することに成功しました。

それでも、まだまだ終わりはありません。

我々の理念からすれば、今シーズンは、永遠星を1㎜でも越えなければならないのです。

そのために、常にリスクを背負いながら、誰も歩くことのない山道を、ひたすらに歩き続けるのです。

大切な方から、想いを込めて授かった名前だからこそ、その恩返しとして、私たちは最大限の努力のもと、最上級の輝きのために、日々磨き続けなけれならないのです。