はじめに
茨城県常総市のきりちゃんふぁ〜むです。
私たちのまちに【道の駅常総】がオープンして約10ヶ月、また、きりちゃんふぁ〜むとして、野菜の納品を始めてからちょうど半年になりますが、この半年間の中で、色々と思うことがあり、自分たちなりの道の駅での”在り方”について、方向性が決まりましたので、成功する⁇までの過程を発信していくことになりました。
苦悩する様をどうぞ温かく見守っていただけると幸いです(笑)
野菜の価値とは⁇
まず、道の駅で半年間、納品していて思ったことは、自分たちとお客様の間で【野菜の価値間にズレがある】ことでした。
自分たちは、鮮度に始まり、美味しさにこだわり、その努力に見合うだけの値段を付けて、胸を張ってお届けしているのですが、お客様は、鮮度や美味しさ以上に、どれだけお得なのかを基準にしている方が多いように感じました。
さらに言えば、道の駅に対するイメージ自体も、新鮮なものがお得に手に入るという認識が一般的のようです。
しかし、私たち農家にとっては、お得感よりも、丹精込めて作った自慢の野菜たちとしっかりと向き合った上で、購入してほしいという勝手な願望があります。
そのため、値段で判断されたり、お得感で判断されると、いたたまれない気持ちになってしまい、お客様と価値観のズレが生じていると感じました。
道の駅での野菜の在り方
現実問題、道の駅常総では、大きなメロンパンや壺焼き芋、TSUTAYAばかりが取り上げられ、野菜の話題は一切ありません。
そこで、私たちは、道の駅での野菜の在り方を変えるべく、自分たちの野菜で、農産物を盛り上げてやろう‼︎ということになりました(笑)
野菜に限らずですが、野菜の美味しさは、産地や品種で決まるものではありません。
それは一重に”農家さんの腕”で決まります。
もう少し深掘れば、品質=味の良さ ということでもありません。
収量を重視するなら、収量を増やすためのアプローチをするし、形のいいものを作るにも、それ用のアプローチは必要です。
そして、味にこだわるなら、無限にある肥料の組み合わせの中で、自分がこれだ‼︎と感じた組み合わせを選んで作るということになります。
なので、ベテラン農家さんだから美味しいというわけでも、高品質だから美味しいというわけでもありません。
きりちゃんふぁ〜むとしての強み
そんな中、私たちは何よりも”味”に特化した栽培方法を常に取り入れています。
土壌は常にバランスなので、自分たちの土壌に最適な有機物や微生物の種類はなんなのか⁇
そんなことを日頃から考え、プロの研究家にアドバイスをいただいたり、常連のお客様の反応を伺いながら、日々、向上しています。
なので、まずは、自分たちが食べて本当に”美味しい”と思える野菜を販売し、その野菜が一番美味しく届けられるような収穫方法や収穫時間、鮮度が落ちないパッケージングなど、収穫してから販売し、お客様に届くまでの過程を全てこだわっています。
道の駅大作戦‼︎
ということで本題ですが、、、(笑)
道の駅では、自分たちの野菜を認識してもらうべく、必ず農園のシールを貼ることにしました。
次に、#のお願いを促し、自分たちの野菜の感想を知ると同時に、少しでも、道の駅の話題の中に野菜を仲間入りしていただきたいという思いから、直筆の”懇願ポップ”も作成しました(笑)
常連という概念があまりない道の駅にとって、野菜との出会いは、まさに一期一会です。
その中で、私たちの野菜をせっかく選んでいただいたのに、それだけで繋がりが消えてしまうのは寂しいので、少しでも、野菜が印象に残った時に、感想をもらえたらなという思いでやってみました。
最後に
そんなわけで、今後は、道の駅で色々と試しながら、自分たちの理想の売り方、買われ方を目指して頑張りたいと思います。
そんなに簡単な道のりではないことは痛いほど分かっているので、苦悩する日々をお楽しみいただけたらと思います(笑)
それでは、次回に続く。。。