除草と掃除の不思議な関係。

日々、自然と触れ合うことで”生きる”ということの意味が深まる中、農業から学んだ”人生の教訓”がいくつもあるので、少しずつご紹介させていただきます。

除草と掃除

作物にとって雑草はとても厄介な悩みの種の一つですが、、、除草作業と家の掃除はとても似ています(笑)

雑草は放置すればするほど、どんどん大きくなり、私たちの腰の高さであれば、あっという間に大きくなってしまいます(・_・;

また、刈ったとしても、3日あればまた出てきてしまうほどキリがありません。

しかし、数ミリ伸びた時点ですぐに刈るようにすれば、草を刈る回数自体は増えてしまうのですが、草が小さい分、刈るために必要な時間が短縮されます。

さらに、小さいうちに刈り続けることで、伸びる速さがだんだんゆっくりになっていくので、結果的に、作業回数は増えるけど、作業時間が軽減され、虫の発生も予防できて一石二鳥なのです‼︎

そして、これを”家の掃除”で例えるなら、”マメな掃除”と言い換えられませんか(笑)⁇家の掃除は大変です(泣)特にお子さんのいる家は、5分あれば恐ろしい状態になってしまいます(^^;;

しかし、今回の除草作業のように、被害が小さいうちからマメに掃除をしていけば、多少散らかっても、物の元に戻す場所が固定されたり、散らかり方の傾向がわかったり、片付ける時間が短縮されるだけでなく、”もっとこうした方が良いかも”という向上心まで出て、大掃除の際は、本当の意味でしっかりと掃除ができるようになります。人生においての”積み上げ”にも同じことが言えます。

コツコツと積み上げていくことで、その瞬間は前に進んでいる気はしないし、目標までの道のりがとても長く感じてしまいますが、気付いた時に、すでに”目標を通り過ぎていた”なんてことがあったりもします(笑)

そして、毎日マメに何かをすることで、そこから”こだわり”が生まれ、着実に人生が豊かになっていくような気がしています。

何気ない毎日の除草作業ですが、側から見ると面倒で、作業効率が悪いように思われます。

しかし、マメに除草作業をすることで、虫の発生を予防できたり、草を刈っている最中に作物を同じ目線で目視することで、異変に気付きやすくなったりと良いことが山のようにあります。

畑の除草作業と家の掃除。

まるで違うようでしっかりと接点があります。農作業には、そんな日常とリンクすることや、人生の複雑そうな視点を簡潔に映し出してくれる魔法の職業なのかもしれません(笑)